宇宙飛行士とは?平均年収・仕事内容・転職方法を解説!なるにはどうすればいい?
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宇宙飛行士とは?
宇宙飛行士は、宇宙での研究、探査、宇宙船の操縦などを行う仕事です。
飛行のための訓練や地球上での事前研究なども業務に含まれます。宇宙飛行士になれる人数は限られており、難易度が高い職業です。未知な部分が多い宇宙を研究、開拓する貢献度の高い仕事でもあります。
宇宙飛行士の平均年収は?
宇宙飛行士の年収は、700万円〜900万円と言われています。
2021年度の宇宙飛行士候補者募集要項によると、宇宙飛行士の月給は30歳で約32万円、35歳で約36万円です。この給料に、年1回の昇給、年2 回の賞与、宇宙飛行士手当、超過勤務手当などへの手当が加わります。
出典:JAXA宇宙飛行士 特設サイト 2021年度 宇宙飛行士候補者 募集要項
宇宙飛行士の仕事内容は?
宇宙飛行士は、宇宙での実験や研究、宇宙機の操縦、宇宙ステーションなどのシステムの管理などを行っています。
国際宇宙ステーションの中で最大の実験室である「きぼう」が、日本人宇宙飛行士の活躍の場です。地上では、宇宙に関する事前の研究や宇宙飛行に備えた訓練などが行われます。宇宙服を着用し、宇宙機の外での活動も行われます。
宇宙飛行士に向いている人は?
宇宙飛行士に向いている人は、好奇心が強く、仲間と協力できる人です。また、学ぶことが楽しいと感じる人も宇宙飛行士に向いています。宇宙飛行士に向いている人の特徴を詳しくみてみましょう。
好奇心が強い
宇宙飛行士は、常に新たな発見にあふれています。宇宙では、環境が大きく変わるため、ストレスを抱えることも多いですが、好奇心が強い人は前向きに状況の変化を受け入れることができる傾向があります。新たな環境、物事に対して高揚感を持てる人は、楽しく業務が行えるでしょう。
協調性がある人
宇宙飛行士は、ステーションの中で仲間と一緒に暮らさなければなりません。当然、日本人以外とのコミュニケーションも必要になるため、文化の違いを感じる事もあるでしょう。そのため、宇宙飛行士には他人を尊重し、協力しようとする気持ちが必要になるのです。
学ぶことが好きな人
宇宙飛行士の主な仕事内容は、宇宙について研究し、宇宙を探索することです。研究では、上手くいかないこともあり、細かい作業を行うことになります。学ぶことを楽しいと感じる人は、行き詰る場面でも楽観的に考えることができるでしょう。
宇宙飛行士に将来性はある?需要は?
宇宙飛行士の将来性と需要は、非常に高いです。
宇宙産業は常に拡大しており、今後も需要は高まります。しかし、宇宙飛行士の倍率は非常に高く、簡単に働き口が見つかるわけではありません。宇宙飛行士は、難易度が高い職業であり、毎年募集がかけられているわけではないのです。
さらに、宇宙船に乗るためには、宇宙飛行士候補者に選ばれた後に厳選された搭乗メンバーになる必要があります。宇宙飛行士は、誰もが叶えられる職業では無い分、将来性に不安を感じることはないでしょう。
宇宙飛行士になるには?
宇宙飛行士になるには、社会人として働いた経験を3年以上持ち、定められている身体の基準を満たしている必要があります。
また、以前は理系の4年生大学の卒業が求められていましたが、現在は学歴不問となっています。こちらが、求められる身体の基準です。
身長 | 149.5-190.5㎝ |
視力 | 遠距離視力 両眼とも矯正視力1.0以上 |
色覚 | 正常(石原式による) |
聴力 | 正常(背後2mの距離で普通の会話可能) |
2021年度の宇宙飛行士候補募集要項によると、宇宙飛行士候補者に採用された後は、航空機操縦訓練、無重力体感訓練、サバイバル訓練が行われます。
また、宇宙飛行士に必要な科学・技術、システム、英語、ロシア語などの習得も必要です。その後、特定の搭乗業務に指名された宇宙飛行士は、宇宙船に乗って業務を行うことができます。宇宙飛行士になるには、採用されてからも長いプロセスが必要です。
出典:JAXA宇宙飛行士 特設サイト 2021年度 宇宙飛行士候補者 募集要項
宇宙飛行士に転職するにはどうすればいい?未経験でもなれる?
宇宙飛行には、3年以上働いた経験があり、身体条件を満たしていれば未経験でも挑戦できます。
学歴の条件も無くなったため、以前よりも多くの人が宇宙飛行士を目指せるようになりました。しかし、宇宙飛行士の応募が常に出されているわけでは無く、倍率も非常に高いのが事実です。
そのため、転職をしたい時期に必ず挑戦できるわけではありません。貴重な機会に備え、宇宙飛行士の訓練で行われる、科学・技術や英語、ロシア語を事前に学んでおくと良いでしょう。
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